Google Apps Script は Google Workspace の操作を自動化したり、機能を組み合わせてシステム化することができる、Google が提供しているプログラミング言語とその開発・実行環境です。この記事では、 Google Apps Script を利用したことがない方が、Google Apps Script でツールを作れるようになるためのステップを紹介します。

Google Apps Script で単純作業を自動化しよう

Google Apps Script は、時間のかかる単純作業の自動化をはじめ、必要に応じて機能の追加やカスタマイズが可能です。

例えば、Google スプレッドシートで共有された部門内の年間予定表があるとします。1つや2つなら、スプレッドシートを見ながら Google カレンダーに予定を登録したとしても、それほど時間はかからず、面倒ではないかもしれません。しかし、その数が数十件ともなると、1件ずつ予定を登録するのは大変な作業量ですよね。

このような単純な作業を自動化してくれるのが Google Apps Script なのです。

一般的に、アプリやツールを開発するには開発専用の環境が必要になりますが、 Google Apps Script はパソコンとネット環境、Google アカウントさえあれば、少しの学習で作ることができます。

今回、この記事でご紹介する動画シリーズは、ステップ1〜7の全7回で構成されています。全ての動画を見ることで、誰でも Google Apps Script でツールが作れるようになることを目指しています。

動画シリーズの構成に沿って、ステップ1〜7の概要をご紹介します。

簡単に始められる Google の自動化ツール「Google Apps Script」の使い方がわかる入門講座は下記からご覧ください。

Google Apps Script の基本

【Step 1】Google Apps Script を例えるなら「自転車」

一般的に、アプリやツールの開発をするのはいわゆるプログラムの専門家だと思われる方もいるかと思いますが、Google Apps Script を使えば専門家でなくても開発が可能です。

Google Apps Script は、例えるなら「自転車」。特別な免許が必要なく、練習すれば誰でも乗ることができる自転車のように、Google Apps Script は専門家でなくても少し勉強すれば Google Workspace のかゆいところに手が届くようになるツールなのです。

Google Apps Script の基本について、またこの講座の全体構成は下記の動画をご覧ください。


【Step 2】Google Apps Script を使った自動化の具体例4つ

Google Apps Script を使うことで 、Google Workspace の機能を自動化したり、足りない機能を補うことができます。例えば、下記のような作業を自動化することが可能です。

例1:複数の予定を Google カレンダーに一括登録する
例2:2つのシートを比較して差異をレポートする
例3:スプレッドシートに記入したアイデアを、ホワイトボードと付箋に見立てた Google スライドに転記する
例4:指定したフォルダ内のファイル一覧を作成する

Google Apps Script を活用したスプレッドシートの画面には、【カスタムメニュー】が表示されています。このメニュー内で追加した機能をクリックすることで、Google Apps Script を実行することができます。

ほかにも Google Apps Script が活躍するシーン、作成できるシステムは、多数あります。Google Apps Script がどのような業務の自動化に有効そうか、ぜひイメージしてみてください。

Google Apps Script を使った自動化の例については、下記の動画をご覧ください。

Google Apps Script の作成方法

【Step 3】スクリプトエディタの利用方法を理解する

Google Apps Script には、サービス内包型と独立型の2種類があり、エディタを起動する方法が異なります。Google Apps Script と一緒に使用したいスプレッドシートやドキュメントがある場合には、サービス内包型で作成すると、連携ができて便利です。

Google Apps Script とエディタの起動、スプレッドシート上での独自関数の作成方法、プログラミングの基本的な概念については下記の動画をご覧ください。


【Step 4】基本的な文法と、覚えるべき考え方

Google Apps Script に限らず、プログラミングを習得する過程ではさまざまな用語を理解する必要があります。一例として、クラス、オブジェクト、メソッド、プロパティの用語を、「たいやき」を例に説明します。

【クラス】
スプレッドシートやドキュメント、ドライブ、などのサービスごとにある「ひな形」や「定義書」のことです。たいやきでは「金型」にあたります。金型があれば、何個でも同じようなたい焼きを作ることができます。

【オブジェクト】

オブジェクトとは、作り出されたものを指します。できあがった「たいやき」のことです。

【メソッド】
メソッドとは、オブジェクトの状態を変更させるもの。たいやきの工程では「包装紙に包む」や「クリームを乗せる」などが該当します。

【プロパティ】
プロパティとは、オブジェクトの属性です。たいやきでは、小豆の割合や種類などに当たります。

Google Apps Script に限らず、他のプログラミング言語の習得においても必要となる、基本的な文法や覚えるべき考え方については下記の動画をご覧ください。


【Step 5】Google Apps Script を使った自動的な処理

Step 5では、Google Apps Script を使ってスプレッドシートやドライブを操作する方法、自動的な処理を作成する方法の基礎を説明します。


【Step 6】Google Apps Script の便利で実践的な機能やツールの使い方

Step 6では、実際に Google Apps Script を作成したり、作成したプログラムをテストする際に便利なログの出力など、実践的な機能やツールの使い方を説明します。


【Step 7】実際に設計・開発する際に役立つ考え方

Google Apps Script には、1回の処理時間に6分の制限があります。6分を超えると、強制的に終了させられてしまうのです。そこでStep 7ではこの6分の壁を突破する考え方や、ご自身で Google Apps Script での自動化処理を、実際に設計・開発する際に役立つ考え方をご紹介します。

Google Apps Script での自動化処理を、実際に設計・開発する際に役立つ考え方を紹介しています。今後の継続的な学習に役立つ情報もありますので、ぜひ下記の動画をご覧ください。

まとめ

Google Apps Script の特徴と基本的な使い方
・Google Apps Script は、Google が提供しているプログラミング言語とその開発・実行環境
・Google Workspace の操作を自動化したり、機能を組み合わせてシステム化することができる
・パソコンとインターネット環境、Google アカウントがあればOK